腸内環境を整えれば痩せられる

腸内環境を整えれば痩せられる

腸内環境が悪いと太る

 

あなたの腸には、デブ菌がすみついています。びっくりしましたか?

 

一人ひとりの腸には、200種類、100兆個もの腸内細菌がいます。それらの細菌の中に、宿主である私たちの身体をを太らせる働きをする細菌群があることがあるのです。

 

これを一般的に「デブ菌」と呼びます。正確には、「フィルミクテス菌」というグループに属する細菌たちです。

 

私たちの腸には、「フィルミクテス菌」「バクテロイデス菌」「アクチノバクテリア菌」「プロテオバクテリア菌」という、主に4つのグループの細菌群がすんでいます。

 

一般的には、この4種類の菌のうち、アクチノバクテリア菌は善玉菌、プロテオバクテリア菌は悪玉菌の集合体といわれます。また、フィルミクテス菌とバクテロイデス菌は日和見菌に分類されています。

 

つまり、デブ菌とは日和見菌に属する細菌群ということになります。

 

そのデブ菌のグループには、糖類を代謝する遺伝子の多い菌種が目立ちます。簡単に説明すれば、宿主がものを食べると、そこからエネルギーを強烈に取り出して、腸から吸収させる働きを持っている細菌が多いことがわかっています。

 

デブ菌が腸内で優勢になってしまうと、ほんの少しの食べ物からでも大量のエネルギーを吸収してしまう体質になってしまうのです。体が消費しきれなかったエネルギーは、脂肪へと変換されることによって、細胞に蓄えられます。それがぜい肉となって体にたまっていき、人は太っていくのです。

 

デブ菌が増えれば太る

 

こうして考えれば、人が太る理由は明らかです。

 

腸内バランスが乱れて、デブ菌が増えているからどんどん太るし、がんばってもやせられないのです。

 

「そんなに食べているつもりはないのに、やせられない」と感じている人は、間違いなくデブ菌の活動力が高まっています。腸でデブ菌が優勢になっている状態であれば、どんなに頑張って食事制限やキツイ運動をしたとしても、なかなか痩せられなくなりますし、ダイエット生活をやめたとたんに一気にリバウンドしてしまうのは、当然のことなのです。

 

では、どうすれば腸内のデブ菌を増やさずにすむでしょうか。

 

細菌は、自分たちの繁殖に都合のよいエサを得て数を増やし、活動力を高めていきます。そうだとするならば、デブ菌の好物を与えないことが第一です。

 

ここに興味深い調査があります。

 

同研究は、マウスを使って行われました。通常のエサを食べているグループと、脂肪の多いエサを食べているグループを比べ、さらにエサを食べる時間に制限を設けるグループと制限しないグループとで、腸内環境を比較しました。

 

結果、とてもおもしろいことがわかりました。昼夜問わず、一日中脂肪の多いエサを食べ続けていたグループは、デブ菌が優勢になっていたのです。

 

一方、通常のエサのグループではデブ菌の増殖が見られませんでした。また、脂肪の多いエサでも、時間の制限を設けた場合には、通常のエサのグループほどではないものの、デブ菌だけが増えることはなかったのです。

 

つまり、脂肪や糖質の多い高カロリーの食事を、時間を問わず食べたいときに食べる行為こそが、デブ菌の増殖をうながす元凶です。

 

甘いお菓子、癒やされますよね。脂肪分たっぷりの菓子パン、おいしいですよね。唐揚げや餃子などのお惣菜、何個食べても手がとまりませんよね。

 

いずれも一つ一つは小さな塊です。でも、無自覚にポイツと口にするその行為こそが、腸の中のデブ菌にエサを与え、繁殖させることになっているのです。

 

今度、ポイツと口にお菓子を入れたり、脂肪分たっぷりのお惣菜を食べたりしたときには、こう思ってください。「ああ、またデブ菌にエサをあげてしまった」と。

 

デブ菌の存在を意識することから、あなたのデブ人生は変わっていきます。

 

デブ菌の働きをおさえるには

 

腸内でもっとも多い細菌群は、デブ菌であるフィルミクテス菌のグループです。

 

人類の長い進化史において、人は幾たびもの飢餓を経験し、それを乗り越えて命をつないできました。食べ物に乏しい環境下で生き延びるには、効率よく栄養素を吸収してくれるデブ菌を腸にすまわせることが必要だったのでしょう。

 

しかし今は違います。私たちは、食べ物のあふれる時代に生きています。

 

そして、安価で手軽に口にできる食べ物のほとんどが、デブ菌の好きな脂肪分と糖質を多く含んでいます。レトルト食品やファストフード、コンビニ弁当などは、脂肪と糖の塊のような食べ物です。まさにデブ菌の格好のエサなのです。

 

こうした現代に生きる私たちにとっては、デブ菌を無造作に増やすことは肥満を引き起こし、健康を壊す原因ともなってきます。だからこそ、私たちはデブ菌に好き放題させてはいけないのです。

 

そのためには、デブ菌のライバルであるヤセ菌を増やすことです。

 

腸内でデブ菌ことフィルミクテス菌の次に多いのは、バクテロイデス菌のグループです。このバクテロイデス菌こそが、私たちを肥満から救ってくれるヤセ菌です。

 

バクテロイデス菌の細菌は、フィルミクテス菌の細菌のように、食べ物からしつこくエネルギーをとり出すことはしません。よって、ヤセ菌が優勢の腸では、肥満の原因となる脂肪や糖質の吸収率が低くなります。

 

しかも、ヤセ菌は、食物繊維を消化する過程で、肥満や糖尿病を防ぐのに重要な「短鎖脂肪酸」という物質をつくり出してくれます。肥満解消には短鎖脂肪酸の働きが欠かせないことも、最近の研究によってわかってきています。

 

ヤセ菌を増やして腸内環境を整える

 

それでは、どうやったらデブ菌を減らして、ヤセ菌優勢の腸の状態をつくることができるのでしょうか。その方法は2つです。

 

ヤセ菌の好物を食べる

 

1つめは、ヤセ菌の好物を毎日食べることです。

 

デブ菌とヤセ菌は、トレードオフの関係にあります。デブ菌が増えればヤセ菌が減り、ヤセ菌が増えればデブ菌が減ります。両者は常に腸の中で勢力争いをしながら存在しています。

 

このどちらのグループに腸の覇権を握らせるのか、それを決めるのはあなた自身です。宿主であるあなたが何を食べたかによって、デブ菌が増るかヤセ菌が増えるかが決まってくるのです。

 

ヤセ菌が好むのは、高食物繊維・低脂肪の食事です。アフリカ原住民の子どもの腸内では、ヤセ菌が優勢であることがわかっています。一方、低食物繊維・高脂肪の食事が多い都市生活者は、デブ菌が優勢になりやすいことも明らかにされました。

 

 

善玉菌を増やす

 

もう1つの方法は、腸内の善玉菌を増やすことです。

 

前述したように、アクチノバクテリア菌のグループは善玉菌、プロテオバクテリア菌のグループは悪玉菌と一般には呼ばれています。

 

以前は、腸の健康を語るとき、「善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす」ことばかりが問われていました。しかし、最近の研究によって、善玉菌と悪玉菌の数は本来少なく、腸内で最大勢力を誇るのは、デブ菌とヤセ菌が属する日和見菌であることがわかっています。

 

それなのになぜ、善玉菌を増やすと、腸の働きがよくなるのでしょうか。

 

答えは日和見菌の性質にあります。日和見菌は、どっちつかずで優勢なものになびく性質を持っています。つまり、善玉菌が働きを強めれば日和見菌は身体によい働きを始めますし、逆に悪玉菌が増えてしまうと腸内で悪さを始めてしまう性質をもっているのです。

 

また現代社会の環境下では、デブ菌は悪玉菌に加担しやすく、ヤセ菌は善玉菌になびきやすい性質があります。よって、ヤセ菌の勢力を高めて、よい働きをたくさんしてもらうためには、善玉菌を増やすことも大事なのです。

 

つまり、腸内環境を整えて、痩せやすい体にするには、ヤセ菌の栄養源となる高食物繊維と、悪玉菌の繁殖を抑え善玉菌を手助けする乳酸菌を摂ることが必要になります。

 

これに加えて酵素も摂ることで、免疫力アップや基礎代謝アップにつながります。

 

痩せやすい体になるための腸内環境にするには高食物繊維・乳酸菌・酵素が欠かせないのです。

 

 

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