痩せるためにちょっとずつでも運動することが大事

痩せるためにちょっとずつでも運動することが大事

食事の制限と運動は必ず併用する

 

食べる量は変えずに、運動だけでやせようとしてもうまくいくものではありません。

 

運動によって消費できるエネルギーは意外なほど少なく、なかなか効果が出ないと運動はエスカレートし、その反動として挫折してしまいます。

 

異なるダイエットを比較した例があります。軽度の肥満のAさんは食事を制限しただけ(一日1000キロカロリー以内)、同じくBさんは食事の制限(一日1650キロカロリー以内)と一日二時間の有酸素運動を組み合わせました。

 

一ヶ月後、AさんもBさんも、平均4.5キロの減量に成功していました。結果が同じでしたら、無理をしてまで運動を行う必要はないと思われがちですが、問題なのは何が減ったのか、その中身です。

 

Bさんは、有酸素運動のおかげで筋肉が鍛えられたために、筋肉などの活性組織はほとんど減らずに体脂肪だけが減ったのに対して、Aさんは活性組織まで減ってしまったのです。

 

運動をすれば心臓や肺の機能が高まるので、体内に大量の酸素をとり込むことができ、体脂肪を減らしやすい身体になります。やはりダイエットは、食事の制限と運動を併用したほうがよいという証拠です。

 

こま切れの運動でも効果がある

 

太っている人は、往々にして運動が苦手です。運動が苦手だから太ってしまったともいえます。

 

そうした人たちに、これまでのように「週二回以上、一回に20分以上運動しましょう」「最低でも一日に一万歩は歩きましょう」とすすめても実行できるものではありません。ハードルが高すぎます。

 

たとえば、60分の運動は、まとめて一回で行っても、一回10分以上をこま切れに行ってもよく、自らのライフスタイルに合わせて無理なく続け、ダイエットにとって望ましい運動量に達しているかどうかが大切なのです。

 

運動といっても、本格的なスポーツである必要はありません。大切なのは毎日の身体活動を増加させることですから、日常生活に無理なく組み込める運動を選べばよいのです。

 

その中で最も手軽にできるのは、やはり歩くこと(ウォーキング)です。

 

60分歩けば、200〜300キロカロリーは消費することができます。60分歩いてもわずか200〜300キロカロリーしか消費できないのなら、その分だけ食べる量を減らしたほうが面倒くさくないと思う人もいるでしょう。

 

しかし、運動もせず、極端に食べる量を減らしてしまうと、「身体の適応現象」によって体重の減少が停滞してしまうことは既述しました。

 

運動不足は、身体を動かすときに消費する活動代謝エネルギーと生命を維持するために不可欠な基礎代謝(安静時代謝)エネルギーを減少させて、リバウンドがしやすい身体をつくってしまうのです。

 

運動は必ずしもまとめて行わなくてもよいのです。ちょっとした運動も決して無駄にはなりません。

 

日常生活でこまめに身体を動かして、少しでも消費エネルギーを高めるようにすることがダイエットには有効なのです。