食べ合わせダイエット-居酒屋での食べ方

食べ合わせダイエット-居酒屋

ビールにもチェイサー(水)を!お酒と水分のルール

 

「ダイエットを意識するなら、お酒を飲むときは、食事を控えめにしなくちゃ……」と思っていませんか?

 

確かに、糖質などアルコール以外の不純物を多く含んでいるお酒には、それなりの熱量=カロリーがあるのですが、大変残念なことに、アルコールそのものには、身体が必要とする栄養素というものはまったく含まれていないのです。

 

アルコールのカロリーというものは、身体に必要なエネルギー源になったり、体脂肪になったりすることはないのです。

 

ではどうなるかというと、最終的には消えてしまうのです。

 

それゆえ「エンプティーカロリー(空っぽのカロリー)」と呼ばれます。

 

ところが、アルコールを代謝する際には、たくさんのビタミンやミネラルが消費されてしまいます。

 

それだけでは代謝が低下してしまいますから、お酒を飲むときにはむしろしっかり食ぺて、ビタミンやミネラルを補給する必要があるというわけです。

 

また、「アルコールを飲むと太る」と言われるのは、脳の理性を司る部分が麻痺してしまい、自制心が効かなくなって、つい食べ過ぎてしまうから。

 

そこで、アルコールを飲むときは、必ずチェイサー(水)を一緒に用意しておいて、アルコールと同じ量の水を飲むように心がけましょう。

 

よく、「水割りやビールには、チェイサーは必要ないですよね?」と聞かれるのですが、水を飲むのは血中のアルコール濃度を薄めるためではなく、脱水状態になるのを防ぐため。

 

アルコールには利尿作用があるので、身体の水分が失われてしまい、結果血液がドロドロになってしまい、動脈硬化や脳卒中などのリスクが高まることにつながります。

 

実際、ビールを大量に飲むと、トイレが近くなって、驚くほど大量の尿が出ますよね。

 

ですから、ロックでも水割でもビールでも、できるだけ同量の水を飲むこと。

 

それも、一気に大量に飲むのではなく、チビチビと少しずつ水分補給することが大切です。

 

できればお酒も一気ではなくチビチビと楽しみましょう。

 

これが、アルコールによる脱水や二日酔い、代謝低下を防ぐコツ。

 

酔いがまわっていい気分になってくると、ついチェイサーを飲み忘れてしまいがちです。

 

そこで、日頃から「チビチビチェイサー」を習慣づけて、無意識にでも水分補給できるようにしておきましょう。

 

「とりあえずビール」はちょっと待って!最初の1杯の理想は?

 

お酒を飲むと太りやすくなる原因の一つは、「冷え」です。

 

気を付けたいのは夏。

 

とくにノドがカラカラでも水を飲むのをガマンして、1杯目のビールをおいしくしようとするような人は要注意です。

 

そんな飲み方をしたら、身体がびっくりして一気に冷えてしまい、胃や腸は消化、吸収しにくくなり、代謝も落ちて体脂肪を燃焼しにくくなります。

 

そんな「冷え」などに注意して、お酒と上手に付き合いましょう。

 

まず、お酒を飲む前に「つき出し」を少しつまむなどして、空腹状態で飲み始めるのは避けるように。

 

空腹でビールなどに代表される糖質を含んでいるお酒を飲み始めてしまうと血糖値が急上昇してしまうんです。

 

そうすると、血中の血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌されて、糖が体脂肪として身体に蓄えられやすくなってしまうのです。

 

最初の1杯の選択も重要。

 

「どうしても、I杯目のビールだけはゆずれない」という人は、それでもかまいません。

 

炭酸には胃壁を刺激して、消化を助けるという効果もありますし……。

 

ただし、くれぐれも一気飲みはしないように。

 

最初の1杯の一番の理想は生絞りグレープフルーツサワーや生絞りレモンサワーなどを注文して、初めに果物の酵素を摂ることです。

 

また、ビールやサワーを飲み続けていたら、身体は冷えていく一方ですから、体脂肪を燃焼しにくくなります。

 

そこで、冷たいものは最初の数杯だけにして、なるぺく早く常温の日本酒やワイン、焼酎やウィスキーのお湯割り、熱燗などに切り替えるのもポイントの一つ。

 

根っからのビール党で「どうしても冷たいものを飲み続けたい」というのなら、食べものは鍋や温かい煮物にして身体の冷えを防ぎましょう。

 

焼酎に梅干しを入れたり、抹茶で割るのも効果的です。

 

梅干しのクエン酸や抹茶のカテキンといった成分が、糖の吸収をゆるやかにして、体脂肪の蓄積を防いでくれます。

 

ちなみに、できれば、安いお酒をたくさん飲むより、純粋な、質の高いお酒を少しずつゆっくり楽しんだほうが、酔いにくく二日酔いにもなりにくいもの。

 

ビールなら、発泡酒より大麦麦芽やホップだけでつくった純粋なビール、日本酒なら醸造アルコールや糖類、酸味料、添加物などを加えていない純米酒が理想です。

 

ついつい食べ過ぎてしまうあなたは「取り皿作戦」を発動!

 

お酒を飲むときの食事の考え方も、基本的にはいつもの食事のときと同じです。

 

だから、順番も「いきなりピザ」はNG。

 

最初に消化をサポートする酵素を含む生野菜や漬け物、刺身や酢のものなどを食べましょう。

 

胃腸の準備ができたら、いよいよメインの肉や魚です。

 

大勢で飲むときは、刺身の盛り合わせと鶏の唐揚げが一緒に出てきたりと、いろいろな料理がテーブルに並ぶこともあるでしょう。

 

また、大皿に人数分の料理が盛られていて、次々と自分のノルマ分を取っていかないと、お皿が片付かないという事態に遭遇するかもしれません。

 

こうなると、自分がなにをどれだけ食べたかもわからなくなってしまいそうですよね。

 

そこで、無計画に、いろいろなものに箸を伸ばしてその都度食べるのではなく、全体を見渡して「食ぺたいものを、食ぺたい分だけ」自分の取り皿にとり、それ以上は食ぺないと決めるのも一つのテクニック。

 

そうすれば、「自分がなにをどれくらい食べるのか、食べたのか」を把握することができるはずです。

 

肉と魚では、消化に適しか胃の酸度が異なるため、メインのタンパク質は肉か魚のどちらか一方だけにしようという話はすでにしましたよね。

 

ですから、取り皿に同時にのせていいのは、肉料理か魚料理のどちらか一方だけ。

 

どうしても刺身と鷄の唐揚げの両方が食べたいというときは、刺身を食べたらすぐ次に唐揚げではなく、あいだに野菜料理などを2〜3品挟み、少し時間をあけるようにしましょう。

 

これも、「取り皿作戦」を実行すればうまくいきます。

 

また、居酒屋での食べ合わせについては、唐揚げのレモン、焼き魚の大根おろしなど、同じお皿にのって出てくるものは残さないのがポイント。

 

このような定番の組み合わせは味の面だけではなく、栄養の面でも意味があるのです。

 

たとえばレモンに含まれるクェン酸は酸化しすぎた油を中和して唐揚げの脂肪の代謝を助けてくれますし、大根おろしに含まれる酵素は魚の消化を助けてくれます。

 

おでんのカラシ、刺身のワサビも同様に、残さずしっかり食べるようにしましょう。

 

お腹が落ちついたら……?「当たり前」なつまみを楽しむ

 

メインのタンパク質がひと段落して、お腹がある程度満足してきたら、今度は純粋にお酒を楽しむ時間です。

 

不思議なもので、お酒とつまみの組み合わせについては、あまり難しく考える必要はなく、飲んでいるお酒に合ったポピュラーなものを選んでいれば、肝臓の働きを助けて二日酔いを防いだり、代謝をよくしてくれるものです。

 

たとえば、ビールには枝豆がいいということはすでに紹介しました。

 

さらにビールの場合は一歩進んで、身体を温めるつまみと一緒に楽しむように意識するといいでしょう。

 

これは、もちろん、身体を冷やしやすいという弱点を補うため。

 

身体を温めるためには寒い地域でとれる食材がよく、具体的にはショウガやニンニクなどの薬味、根菜やイモ類がおすすめです。

 

日本酒を飲むときに組み合わせたいのは、やはり純和風のつまみ。

 

イカの塩辛やヒジキ、切り干し大根などがベストマッチです。

 

糖質が多く含まれていて血糖値を上げやすい日本酒には、血糖値の上昇を防ぐ食物繊維が豊富なつまみが役立つというわけです。

 

ウイスキーにはナッツ類を。

 

これで良質な油とミネラルが摂れます。

 

また、どんなお酒にもよく合う食べものといえば貝類がありますが、とくに牡蠣やホタテの貝柱には肝臓の働きをサポートするビタミンB1やタウリンのほか、免疫力や男性機能をサポートする亜鉛が豊富に含まれています。

 

つまみ選びに迷ったら、「とりあえず貝類を」というのも賢い選択です。

 

リリーフエースはやっぱりご飯

 

ご飯は居酒屋にいるうちに食べましょう。

 

お酒を飲んで肝臓でアルコールが分解され始めると、急激に血糖値が下がっていきます。

 

お酒を飲んだあとに、やたらとラーメンが食べたくなるのも、血糖値を上げるために身体が炭水化物(糖質)を求めているから。

 

ところが、お酒の多くは米や麦、芋などの炭水化物でできていますから、お酒を飲んでさらに麺類や米のご飯を食べるのは、炭水化物の重ね食いになってしまいます。

 

今度は一転して血糖値が急上昇して、余った糖が脂肪として体内にどんどん蓄積されてしまうというわけです。

 

ですから、本来はお酒を飲んだら、その直後にはできるだけ炭水化物を摂らないほうがいいのですが、ここでガマンしても、帰り道でラーメンやうどんが無性に食べたいという欲求にかられるだけ。

 

そこで、居酒屋さんにいるうちに、欲求を賢く満たしてあげましょう。

 

おすすめは、お茶漬けなどの消化、吸収しやすいご飯もの。

 

おにぎりと味噌汁でもいいでしょう。

 

翌朝のことを考えるのなら、おにぎりやお茶漬けの具は整腸作用のある梅干を。

 

お味噌汁は、肝臓にやさしいシジミ汁がベストです。

 

「お茶漬けだとちょっと物足りないんだよな……」という人にはご飯もののなかでも、焼きおにぎりがおすすめ。

 

しっかり噛む必要があるので、お茶漬けや普通のおにぎりよりも満腹感を得やすいというメリットがあります。

 

また、居酒屋で鍋物を注文するとシメにうどんやご飯(雑炊)を入れることがよくありますが、「どちらにしますか?」と聞かれたら、迷わずご飯を選びましょう。

 

うどんは小麦粉食品ですから。

 

甘いものがほしくなって、「帰り道のコンビニでアイスやプリン、菓子パンなどを買い込んでしまいそう……」という人は、その前に、居酒屋でアイスクリームなどのデザートを食べて、適度に血糖値を上げておくというのもいい方法です。

 

食べるところを見られてしまうお店なら、コンビニで買い食いするほど「バカ食い」をしてしまうことはないでしょうしね。